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転載・・・

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時24分27秒
          2009年5月15日 07:39:53    どうして までを転載。  
 

どうして・・・

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時23分42秒
 




どうして
あんな事をするのかと
ずっと考えていた
そうなのね
私のせいなのね

だめよ
もっと自分を
たいせつにしないと
私なんかの事
そんなに思わないで

ただの行きずりだった
少しだけ心が
触れただけじゃないの
そんなに素敵な
女じゃないのだから

忘れて…
どこにでもいいる女だと
くだらない女だと…
見下してくれてもいいから

どうぞ
あの孤高な時を
取り戻して
あなたの道をちゃんと
歩いていってほしい

それが願い
あなたに逢えば
知らん振りして
新しい恋を嘯くけれど
あなたの事を
思っているのよ

あなたの道を進んでね
あなたの名前が
いつかどこかで
華々しく出るのを
待っているから



 

もう もどれないわ

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時22分41秒
 




あなたのその心にあるものを
わたし許す事ができないのね
あなたは気づいていないけれど
それって私が一番きらいな事なの

少しずつ気分が引いていくの
何をしてもいいって事じゃないわ
どれにもバリヤーがあって
そこを越えられると私だめなのね

だから、ごめんなさいね
私少し冷めてしまった
あんなに燃えていたのに
広い野原の端で見ているの

あなたの所へもどれないかも
心変わりしたんじゃないのよ
あなたがそうさせたのね
あなた自身が気づかない事
私はもうあなたへは戻れないわ



 

あなたへ

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時21分52秒
 




光の中でであったあなた
亜麻色の髪は風に揺れて
瞳はきらきらと輝いていた

夢を見ているような瞳
その瞳に魅せられて
ずっと観察していたのよ

恐れず進んでほしい
遠慮せずに掴んでほしい
あなたの欲しい物すべてを

時間はいっぱいあるけれど
幸福の後ろ髪はないから
やって来た時に掴まえてね

後悔しないように
涙ぐんだりしないように
後ろを振り返らないで

翼を広げてやってくる
あなたの欲しい物を
しっかりと掴まえてね




 

恋人よ

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時21分7秒
 


そうだね 天秤にかけるって
いつでもしている事だけれども
親の人生と自分の人生とを
現実の時間で天秤にかけるって
人としてしてはいけない事だと
心のどこかで縛りはあるよね

逃げているのか
他人の短いものさしで
自分の尺度を推し量っているのか
あなたの逃げ切れない
今の空間と時間の枠のなか

私があなたを求めることの
辛さと酷な事はわかっているのに
でもあなたをもとめて
あなたとつかの間の平安を
共有したいと思っている私

そんな私がいる事をわかってほしい
あなたは決して一人じゃないから
どこまでもこの世の果てまでも
あなたを愛している私がいる
その事をわかってほしい 信じてほしい



 

蒼い夜の広野

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時20分21秒
 




今、この瞬間、私を支えているもの
あなたの愛、あなたの言葉

広い野原の真ん中で空を仰いでいる
月も星も何も見えない

ただ一つ見えるものがある 確かに…
あなたの愛 あなたの言葉

熱い涙が溢れて頬を濡らし 伝ってゆく
ひたすら天を仰いでいる私

あなたに導かれて 蒼い夜の広野をゆく
翼を広げて 涙をぬぐって



 

闇の囁き

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時19分27秒
 




漆黒の闇
君の声を聞く
静かな言葉の徒然
黙ってうなずいて
言葉を追う

長い年月の
徒然に聞いた言葉
色あせる事なく
君と続く
一瞬の時の連鎖

愛と言う言葉
恋という関係
二つを織り交ぜて
時と空間を繋いでいく
一瞬の煌きを
永遠に




 

遠くから

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時18分41秒
 


白い雲が漂っているから
今の間に安らかにお眠りなさい
疲れを癒して心を丸くして

寝顔を見守っているわ
怖い夢をみないように
腕をからませていてあげるね

砂浜の木陰に
潮風が優しく吹いてくる
いつまでも漂っていましょうね



 

潮風

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時17分57秒
 


白い雲が漂っているから
今の間に安らかにお眠りなさい
疲れを癒して心を丸くして

寝顔を見守っているわ
怖い夢をみないように
腕をからませていてあげるね

砂浜の木陰に
潮風が優しく吹いてくる
いつまでも漂っていましょうね



 

海の館

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時17分14秒
 




海の館で暮らした
あの数日間を覚えていますか

あなたは魚を獲り
私は海草を採っていた

そこにあったのは青い水平線
あなたとわたしのように

海を見ながら考えています
早く来てまっているのよと……




 

彩雲

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時16分35秒
 



可も不可もなく
淡々と過ぎる遠い恋
情熱を騙して内に繋ぐ
激しさを押し込めて
目の色は
限りなくやさしく

心を持て余すとき
足で小石を蹴って
どこまでもどこまでも
運んでいく
夕焼けに染まる
野原の果てまでも

少しだけ安らかな
青い夢をみよう
光は煌く天の囁き
星の数を数えながら
彩雲を褥にして




 

虹色の恋

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時15分48秒
 



声の色からあなたがわかる
あなたを動かしているのは私
私を動かしているのはあなた

とりとめのない言葉をかわし
心を確かめ合っている
あなたとの鎖はこの時間

手の届かないところにある愛
心で抱きしめている愛
虹のように空にかかっている恋




 

冬の魚

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時14分49秒
 




魚になった冬
暗い海には漁火が
静かに揺れていた

言葉もなく
心ゆれながら
沖合いをみつめてた


何も言わない
何も考えない
ひと時の炎を燃やして


魚になった冬
暗い海には漁火が
静かに揺れていた




 

熱い再会のために

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時14分5秒
 


静かな時間、あなたのために必要かもしれない
私がそばにいることで、あなたの心が泡立つのなら
しばらくのあいだ、身をかくしましょう

それがあなたのためなら、私は私の寂しさをいとわない
海を見てくらした、暑い夏の日をわすれないから
しばらくのあいだ、あなたから離れましょう

あたらしい再会の時をまちましょう、熱い心を秘めて




 

あまやかなひととき

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時13分14秒
 




ピアノの調べはあまやかに
ひと時を彩ってゆく

笑顔と言葉と、爽やかな風と
限りなく愛しい気分を乗せて

愛していると言わない私
でも、泣きたいほど好きなの

そんな言葉を心にしまって
静かにピアノを弾く


ムーンライト……



 

水のように・・・

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時12分21秒
 




少し距離を置いて
あなたを見つめている

心が褪せていくのだろうかと
じっと観察している

あなたの心じゃなくて
わたしの心のほうが……

そう、褪せていくのを
まっているのかもしれない

時は流れていくから
元のところにはとどまれないけれど

水のように空へ昇り
また地上に戻ってこられるかもしれない



 

風にのせて

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時11分35秒
 



空の青さをあなたに見せよう
なにもこだわりがないと
あなたに言ってあげよう

爽やかな風をあなたにあげよう
優しい心いっぱいのせて
あなたの周りにふかせよう

明日からふく風と
明日へと光る空
あなたへの贈り物

その瞳にいっぱい
幸せな気分を溢れさせたい
いつもあなたを見ているから




 

電話

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時10分54秒
 




他愛のない電話
変らないあなたの言葉
あなたのおはなし
ほんのつかの間
恋人以上になる午後

電話だけなのに
ずっと近くにいて
あなたに抱かれている
そんなふうに感じる
秋の日の午後

少しの間
あなたは私のもの
わたしはあなたのもの
揺れている桜もみじ




 

恋のはじめは・・・

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時09分52秒
 




恋のはじめは言葉……
たった一言からはじまった

声も顔も知らない
文字だけのお部屋……

そしてあなたの世界へ


恋心 どこまでも
恋心 静かに深く……

短いフレーズが
心の中に蓄積されて……


そしてあなたの世界へ




 

灰色の海

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時08分55秒
 




どうしたのかな
あなたを追いかける気分が
少し失せてしまった

色あせていく風景
想い出の海が灰色になる
遠くなるおもい

遊んでいる私の心




 

スコアー

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時08分14秒
 




久しぶりに戻った白い部屋
グランドピアノの上に
あなたのスコアー

帰ってきていたのね
即興曲 Op64 ショパン
弾いていたのね

暗譜しているあなたが
このスコアーを置く時は
私へのメッセージ

いいわ、許してあげる
あの紺碧の空を夢みながら
遠い日の愛をかき集めている

甘い、ダフネ 弱い、ダフネ
いいのよ、いつでもこんなで
ショパンを愛してしまったのだから




 

恋抱きしめて

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時07分35秒
 



恋をしているかと問われれば
灼熱の恋をしていると答える
片時も忘れぬ面影に
時には慰められ時には嫉妬する

散りゆく櫻もみじの木の下で
過ぎ去った過去の時間を戻す
爪の先まで熱くなる
あの日あの時の想い出を風に

一人恋を抱きしめて歩けば
古代の歌が口の端に
この熱い想いあるかぎり
今日も明日も生きていけると




 

うふふ

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時06分34秒
 




この恋捨てようと
思ったけれど

やっぱり私には
あなたが必要



 

囁き

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時04分42秒
 


囁きだけの恋
電話だけが心を繋ぐ糸

深夜の糸電話
何も見えない闇の中

あなたの声を追う
面影は冬の後ろ姿だけ

逢いたい気持ちを隠して
普段のつづきのお喋り



 

女優A

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時03分53秒
 





少し引いて、距離をあけて
舞台のヒロインを見る

喜怒哀楽の表情が少し大げさね
もう少し押さえなくっちゃ

背中がいささか反り過ぎている
演じているのがみえるわ

化粧はくっきりと際立っている
スポットに映えていいわね



しなやかな指の先に魂をこめて……
そう、宇宙をしっかり抱くために





 

もう一度・・・

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時03分10秒
 


もう一度海を見にいきたい
あの頃に戻って
お互いの夢を語るの

あなたの夢はどうなった?
私の夢はどうなった?

そんな二人の物語を
海を見ながら語り合いたい
潮風に吹かれながら



 

白い風

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月21日(水)10時02分22秒
 




きのうの夢がうれしいから
青い空を見てほほえむ

あなたの笑顔があたたかい
肩の掌がとてもあついから

四つ葉のクローバー見つけた
振り返ってあなたにほほえむ

そうどこまでも青い空
そうどこまでも愛はついてくる

白い風に乗ってでかけよう
春の海へ 夏の山へ……

そうどこまでも愛はついてくる
どこまでも白い風に乗って




 

 投稿者:櫻子  投稿日:2010年 4月15日(木)04時45分4秒
   

エーデルワイス

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時57分16秒
 


手のひらにエーデルワイスを載せて
「あなたへ、内緒で持ち帰って来た」
あの時の弾んだ笑顔の君はもういない

太陽を描いた葉書に一言を残して
遥かな空へ飛んで行ってしまった
向日葵に熱く蝉が鳴く八月の午後三時に

書く事の辛さから逃げて年月は過ぎた
今、見つめなおす過ぎた時間の輝き
言葉を拾い集めて途切れた時間をつなぐ



 

昼の月

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時56分30秒
 



午睡から覚めたフランス窓に
昼の月ふわりと
空に貼った白いコイン
あたらしく薄い銀貨

風に吹かれてベランダへ
醒めた夢を追わず
窓に寄る蝶々を追い払う
明日の夢を壊したのはわたし

蒼空に昼の月
泰山木は揺れもしない



 

ミクロコスモス

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時55分37秒
 



この広い宇宙で遥かな二つの星が巡り合うなんて
そんな気の遠くなるような偶然があるのだろうか

何光年も前から光を発してあなたを探し続けていた私
そしてあなたも私の星を求めて空の旅をしていたという

大宇宙の時間と空間との交錯するミクロの一瞬の機会
その一瞬を捉えてあなたと私は互いに確かめあった

ミクロコスモスの厳粛な必然の「時」心に刻むあなたへの愛
いつか宇宙の塵と成り果てるともこの愛は消えることなく



 

沙羅双樹

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時54分39秒
 



樹齢800年の沙羅双樹
花は苔の上に並び落ち
幽玄の世界を創り出す
絹雨に濡れ花弁は淡く
ほのかに詠う黄泉の国
瞑目を促す無我の境地
幻影を追う禅寺の夕暮
座して感泣を繰り返す



 

灯台

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時53分44秒
 



嫉妬も反発も憎しみも
愛ゆえのためらいなのか
全てのベクトルが
あなたに向いているのに
私の心は退いてゆく
自分の内なる相反するもの
翻弄される心のざわめきを
あなたの心と比べている
そこから抜け出せない私
自滅して行く恋の浮き
暗夜航路に灯台はなく
嵐の海は果てしなく続く



 

岐路

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時52分50秒
 



昨日の続きの時を過ごしていると
何事も変わらないように思える
だが、
突然、人生の三叉路を示された時
時間は止まり、空間は凍りつく

振りかえった道に自分を探しても
それはすでに幻影となり定かでない
全てを
自らの望む方向で求めてきたように
自らの意志で選択しなければならない

今、この時を決するのは自分なのだ
前を向いて三叉路の果てを見晴るかす
峯に続く
どの道に、花が咲いているのだろう
どの道に、私の希望があるのだろう



 

蓮華草

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時51分53秒
 



蓮華畑に寝転んで青空を見た日
空からビラが舞い落ちてきた
ミツバチが蓮華の蜜を転がして
群れながら巣箱へ運んでいったっけ
紫ピンクのじゅうたんの上で
冠を作って載せ合ったねえ
ああ あの日の君はどこにいる

蓮華のとなりはまた蓮華
舞い落ちたビラをとりっこした
やっぱりミツバチが蜜を転がして
空に一列巣箱めざして飛んでった
転がって転がって花の蜜をなめ
花粉にまみれて笑いあったねえ
ああ あの日の私はどこにいる



 

雨宿り

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時50分46秒
 



ヒマラヤ杉は雨の中
枝を広げて二人を包む
雨の雫はリタルダンド
頬を濡らして落ちていく

松笠は青く堅いつぼみ
雨を含んで梢は揺れる
背中に触れる杉の幹
うなじにかかる君の吐息

根雪も氷河も夢の中
たたずむ大樹の足元に
恋の言葉が落ちてくる
ヒマラヤ杉は空に聳えて



 

投稿者

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時49分41秒
 

投稿者:   投稿日:2003/06/17(Tue) 13:24 No.1059

さいきんの「恋文仮想空間」はぐ~んといい感じになってきた。
深夜、黙って眺めていると、突然ドキッとしたり、ふと何かが心の底で弾けるような、あるいはもやもやが込み上げて来るような、そんな言葉やフレーズに出会ったりすることがある。
自分のどこかに秘められたまま、意識化されずにいた気分が、言葉に触発されて深い

闇の中から突然、浮かび上がってくるような・・・。
それはぼくの中にあっていまだ輪郭のないカオスみたいなものだけど、心が揺さぶられるって、なんだかとても心地よい(^_^)



 

忘却

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時47分58秒
 



夜光虫のきらめきが
涙で見えなくなるぐらい
泣き続けて 闇の中に
震えていました
あなたを忘れる事は
できないからと
泣き続けていた

荒々しい波が突然
浚ってきたけれど
私は怖くなかった
海の底に引きずられながら
あなたのものになっていく
そんな気がしたから

もう逢う事ができない
愛しいあなた……


 

ヒマラヤの蒼いけし

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時47分6秒
 


青磁の瓶に蒼いけしの花
窓辺の風に優しく頷き
日がな一日かの君を待つ
ヒマラヤは余りにも遠い

蒼いけしはメランコリー
望郷も恋もつかの間の夢
六月の小雨に虚しく萎れ
異国の空に深い息をする

ヒマラヤの蒼いけし
ガラスの窓辺に夢を吐く


 

Passion

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時46分0秒
 



短い言葉に熱い想いを感じる
言葉の連鎖に隠された深い愛
溢れる想いを伝える言葉の重み
迷いや不明を乗り越えて
今、あなたへ到達した私の命

これからの時間はきらめいて
あまやかな空間を迎えてゆく
暁に二人鳥の羽ばたきを聞き
一条の光に照らされて眠る
永遠にあなたのものと知る
今、あなたへ到達した私の命



 

遊泳

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時44分49秒
 



ロッキングチェアーで
ぼんやりと
時間を揺すっている
薄闇が私をつつむ
手に持った本の活字はぼやけ
夕餉の匂いが漂う
あなたのいない空間に
時をすごす空蝉
恋という名のゆりかごに
魂をあずけ
宇宙をさまよう
抜け殻が揺する
ロッキングチェアー




 

屋上の観覧車

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時44分4秒
 


恋は屋上にある観覧車
梅田の空に映える赤い夢車
空を巡りビルの屋根に戻り
地上ははるか眼の下
あなたを見つめ私は揺られ
ひと時の空間と心を満たす

雨の日は二人の他は見えず
吐き出す吐息の苦しさ
胸に秘めたものをなお覆い
笑顔だけを互いに交わし合う
赤い鉄枠だけが小雨に煙る
誰もが憧れる空の遊覧船



 

恋人よ (月の浜辺)

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時43分4秒
 


素足で浜辺を歩きたい
濡れた砂浜は絨毯のように
月の光に淡くなめらか
漣に足を洗われ砂を踏む
砂の感触がすき

湖面は光を湛えて揺らぎ
山は黒く織り成す
蒼い夜に降る月の光
砂浜は幽かに指の下で軋む
漣に揺れる恋のかけら
ああ、
蒼い夜に漂っていたい



 

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年10月 7日(水)08時41分30秒
 



戯れに抱き、戯れに抱かれ
それでも心はうごめく
真実を求めてさまよい
さまよって、真実を失う
闇と光を交互に抱き寄せて
歓喜と悲哀を練り混ぜる
抱いた背中にくちづけし
吐息を溜めて吐き出す
希望を闇に閉じ込めて
涙の蔵を開放する
拡散か集約か統合か
安穏な恋などあろう筈が無い



 

(無題)

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時35分15秒
  野原の一本道  投稿日:2003年 6月13日(金)15時41分4秒   まで転記  

野原の一本道

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時34分11秒
 



ふと、道の脇に寄って
もときた道を振り返る
美しく咲き乱れた草花
野原の一本道は、遥かな
山のふもとまで続いている
あなたとの道は
どこで交錯したのか
草花に埋められて見えない
今は一つになった道
この優しい道を大切にして
あなたと進んでいきたい
あなたの瞳をみつめながら
あなたの頷きを糧に



 

分水嶺

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時33分7秒
 



源泉は深い山の中
私の命を潤した透き通った涌き水
限りなく砂を吹き動かして湧いていた
ああ、あの時、稚魚の姿さえなかった

分水嶺は深い山の中
私の命を救った優しい風の囁き
柔からな緑の褥、名も知らぬ草花達
ああ、あのとき、光は透明だった

今、林の中に至り
樹木の間から遥かな尾根を仰ぐ
真っ青な空に聳え、神々しく雪を頂く
ああ、道は、花咲く野原に続いていた



 

アルハンブラ宮殿へ

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時32分26秒
 



アルハンブラへ連れて行きたい
あなたの言葉をそっと思い出す
そんなことを言って良いのかしら
お互い自由ではないんだけれど
こうして心は高められていく
こうして恋におちていくのね
セゴビアのギターに包まれて
あなたの心に住んでから穏やか
お互い自由ではないんだけれど

明日と言う日がくるのかしら



 

恋情

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時31分19秒
 



あなたの抑えた言葉に
心の深さを感じる
それがわかるようになって
一層切なく哀しい
愛の喜びは逢うごとに増し
逢えぬ辛さは時間に比例する

あなたと同じ時間に
同じ事をしたい
そんなおさない事を考えて
ひとり微笑みときめく
恋する想いは日毎に膨らみ
逢えぬ辛さに身悶えして泣く



 

恋人よ(伝言)

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時30分32秒
 



たった一行の伝言
その一行を眺めて
暮らしている
たった一行に
心ときめき 胸ざわめき
身体が熱くなる
そんな一瞬
そんな一瞬に蹲る
逢いたい 話したい
想いは募るけれど
勇気はでない
ただ呟くばかり
あなた・・・


 

アンバーの秘密

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時29分30秒
編集済
 


琥珀は伝説の宝石

メレアグロスの死を悼む
ほろほろ鳥の涙とか

涙に閉じ込められし
蟻一匹 我を射る

アンバーの不思議に
酔いしれる女心

琥珀は伝説の宝石
恋する涙のかたまり

時を隔てて
ほろほろ鳥よ今を飛べ



 

カーザビアンカ

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時28分35秒
 

長い旅だったわね
あなたからの香りのレター
水色の封筒にGのイニシャル
よかったわ、お元気で
中にはライラックのカードだけ
ふふ、あなたらしいわ
そうして、また復活なのね
いいのよ
泣いていたところだから
また笑える日が来るなんて
カーザビアンカで
待っているわ
いつもの金曜日
甘い午後の昼下がりね
ドレスはシフォンの紫よ
あなたの一番好きな色
それじゃ
三時きっかりにあの席で
愛しい あなた…



 

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時27分29秒
 



父母いますとき
蛍はきら星のごと飛び交い
早苗田に蛙の声は響きぬ
今我れ恋心もて
飛び交わす蛍を見れば
儚き命の乱舞に声もなく
涙溢れてやまず
父母恋し……

君恋し……



 

夢蛍

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時26分40秒
 



播磨田の森に流れる
優しき小川の草むらに
幽けく明滅する女蛍
流れる時は止まり
月の光はしばし翳る

彷徨いて飛びかうは
恋の相手をさがす男蛍
明滅くり返す幽玄の闇
百年の山桃の葉は揺れて
恋蛍の逢瀬をよろこぶ



 

真っ赤なハイヒール

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時25分49秒
 


もう何年も飾ったまま
誰と逢う為に買ったのか
それさえも忘れたけれど
真赤な私のハイヒール
心が甘くときめく

ときめいた夜を投げだし
熱いダンスを拒んで
小さなガラスケースに
閉じ込めた真赤なハイヒール
心が夜の雫に濡れる

新しい土を踏む事もなく
外の空気にもふれられず
箱に封じ込められた
真赤な私のハイヒール
見果てぬ夢の赤い吐息



 

Magnolia grandiflora

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時24分38秒
 




机に頬杖ついて ぼんやりと空を見る
時間は止まらず 雲も流れてやまず
推し量る心と 愛する心のせめぎあい
何をする気もなく モンブランを握る
空白の原稿用紙は 風に散って儚い

ベッドに転がって ぼんやりと空を見る
窓いっぱいに マグノリアグランディ・F
零れる涙は熱い 後悔それとも歓喜
寝返りを打てば 風のざわめきに揺れる花
隙間の空いた心に 新しい風が吹き込む



 

うたかた

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時23分35秒
 



ああ、初めて夢を見ました
何をおっしゃりたかったのか
その瞳だけが目覚めたあとに
哀しそうに私の心を射ました

送られてきた本を紐解いた
そんな夜のつづきの夢でした
何をおっしゃりたかったのか
こちらをご覧の顔だけです

ああ、あの夢はなんだったのか
ただぼんやりとうすぐらく
何をおっしゃりたかったのか
利休鼠の裾が揺れていました



 

六月の雨

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時22分20秒
 


葉桜の並木を一つの傘で
そこだけは二人の宇宙
濡れないように傾けた傘
あなたの温もりが伝わる
言葉に出せない思いを
心の中でときめかせる
胸の鼓動があなたへ響く
傘に包まれたざわめき
恋は葉桜に降る雨の色
抱かれて歩く雨の緑陰



 

そよ風

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時21分18秒
 



湖にかかる白い桟橋に
あなたは
真白なサンドレスの裾を広げて
つば広のストーンハットをかぶっていた
あの日のあなたの涼しい瞳
ぼくをとりこにしたあまい声

あれから
ぼくは光を失い
あなたを見る事ができなくなった
逢う事も無く月日は過ぎたけれど
ああ、
忘れたことがないあなたに出合った
故郷の駅の改札口
あなたの笑う声を確かに聞いた

いま、あなたからの声のメール
光のないぼくの瞳から涙があふれる
あなたから逃げだしたぼく
人生から逃げだしたぼくを許すと
ふたりの新しい道を探そうと
あなたのあのあまい声
白いサンドレスのあなたの声を
いまぼくは聞いている

あの夏の日の
そよ風がぼくの頬をなでていくよ



 

夢の続き

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時20分32秒
 

深夜の電話はなんだか秘密めいて怖い
罪の意識が宿り、コール2回で切ってしまう

深夜の電話は限りなくあまやかで切ない
熱い想いが通じ、ただ黙って声を聞いている

あなたの話を繰り返し思い出す深い夜
電話の続きを、夢の世界へと潜ってゆく



 

夢・・玉蔓

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時19分41秒
 


雨に濡れながら町をさまよい
風に吹かれて野原をさまよう
行くあてのないさすらい人
徒に時を過ごして心玩ぶ

森の中の紅い玉かずら
誰を慕って廻ってゆくのか
鳥の声もない薄闇の中を
ひとりかずらの蔓を追ってゆく

宿り木も夏には見えず
森の吐息を感じるばかり
遠くよりこちらを射る眼の光
憧れし君かとにわかに弾む心



 

野分

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時18分4秒
 


風の唸り
揺れる樹木
窓を打つ激しい雨
雨しぶきに朝は明ける
洗い流せ
沁みついた心
凍てついた思い
行くあてのない獣
雨しぶきに全て無になれ



 

紫陽花

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時16分54秒
 


紫陽花 ハイドレンジャー
わたしの好きな花
頬につけるとすべすべして
香と感触はとても良い うっとり
雨の日はなおさらに
艶やかな葉に抱かれて うっとり
夜には佳人のように
薄闇の中からこちらを見る
わたしの好きな花
紫陽花 ハイドレンジャー



 

あなたへ

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時15分58秒
 


去っていくのは私からだと
心のどこかで思っていませんか
人の心は変って当たり前……
それって、
あなたの心を言っているのではなく
私の心をを指していませんか
あなたは、
私を見ていないでしょう
私が見えていないでしょう



 

胡蝶

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時14分34秒
 


森の中 杉木立ちのもとに
一叢のシャガの群生仄白く
あなたに似て淡く薄い花びら
胡蝶のように仄かに舞い立つ

人生は森の中 妖しい時も
月の光一条の鋭さもありて
儚げに咲くあなたという花
胡蝶のように仄かに舞い立つ



 

蒼い気流

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時13分30秒
 

捨て置かれた鉢植えのライラックに
薄い紫の花房がつきそよ風に揺れた
恋を失って泣き崩れているあいだに
秋が過ぎ、冬が過ぎ、春も過ぎた

初夏の風の囁きはやつれた頬に辛い
かの人のつれなさを歎いているだけ
うついているだけの私に風は嘯く
あなたの翼はまだ空に羽ばたくと

見上げる空に大鷲が悠々と遊ぶ
上昇気流に乗って広げた紫の大羽
見下ろした眼が太陽の光に輝いた
初夏の大空は抜けるように蒼く深い


 

夜想曲

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 6月 4日(木)03時12分39秒
 

面影を求めて彷徨う月の夜
森には梟の呼ぶ声しきり
月の光に濡れた広い野原
野ウサギの眼は光る

満天の星の煌きを受けて
ひとり立ちつくす丘の上
君の名を囁けば静かに
夜露は素足にこぼれる

心に響く懐かしい夜想曲



 

  

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時26分56秒
  投稿日:2003年 5月28日(水)03時55分31秒 まで 転記  

恋は今

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時26分11秒
 



初めてあった時の
あの笑顔を忘れない
少年のような笑顔
寄り添って歩いた
冬の坂道
言葉も無く過ごして
確かめ合ったこころ
取りとめもなく二人で
本のページを繰った
冬の短夜
あれから幾つの
甘い愛を重ねたろう
あれから幾つの
辛い諍いをしたろう
冬の恋蛍



 

春雷

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時25分28秒
 


部屋の明かりを消して
闇の中で恋の歌を聞く
心の海は浩々と広がり
闇が言葉を沈めてゆく

流離う魂を引き寄せる
白く豊かなこの胸に
彷徨の慟哭を抱きとめる
熱い血の滾るこの肌で



 

月のひかり

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時24分42秒
 



月のひかりは
雨のようにふりそそぐ
あなたの髪にも
私の肩にも
あなたにもたれて
海を見ている

月のひかりは
凪いだ海にふりそそぐ
あなたの温もりが
私の手のひらに
二人してことばもなく
海をみつめている



 

絹雨

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時23分58秒
編集済
 


二人して歩いた哲学の道は
きょうは雨にけむる山の端
葉桜の雨の雫を口に含んで
あの時の優しい君を思い出す
肩を抱くように古都の絹雨
逢いたい思いを静かに包む


 

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時23分14秒
 



愛する意味を考えて闇に目は冴える
虚しくあなたを空にまさぐりながら
夢の世界にいざなわれ酔い痴れていく

言葉のない闇の世界に溢れてくる思い
全身を駆け巡り沸き立つ熱い血の滾り
夢の世界に溺れて現しみの時に涙する



 

命の海

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時22分37秒
 



鏡に向かって自分を映し出す
纏っている絹を脱いでいく
一枚一枚静かに剥ぎ取る

月が煌煌と冴えて私を照らす
剥いでも剥いでも現れない
私の美しく輝く艶やかな裸身

全てを剥ぎとって見えたもの
あなたを失って卒塔婆になった
明日の光を失っている私

剥ぎ取った命の海で慟哭する



 

幸せの黄色い薔薇

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時21分37秒
 


あなたから薔薇の花束
紫紺の和紙に包まれて
幸せの黄色い薔薇の花
蕾がそよ風に揺れて匂う
薄紫のリボンが華やいで
ああ、あなたの心が薫る

花束を抱きしめて見送る
あなたの背中は夕暮れに
梢は優しさを囁くばかり
泣くなよと一言だけ
肩においた手の温もり
幸せの黄色い薔薇の花



 

道行

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時20分55秒
 



心は胸のあたりにあると言ったら
頭の中に心はあるんだよと
あなたは電話の向こうで笑った
人が惹かれ合う事の不思議さ
ましてかけがえのない愛する人
熱情を感じる相手への思いは
どこから生じてくるのだろうか
戸惑いや不明を乗り越えて
長い道を歩んでゆけるのだろうか
言葉と心を重ね合わせて
安穏な道行ができたらいいと
すれ違って言葉をぶつけ合った
近い過去を思い出して望んでいる



 

Sonata Moolight~

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 4月 8日(水)15時20分11秒
 




ピアノの調べに身を委ねて
涙にくれる私をあなたは知らない
Moonlightの切ない響きを
あの時あなたの胸で聞いたのに
あなたの鼓動を痛いほど感じたのに
泣きたくなるほどの甘やかな調べ
軽やかな甘い音の動きに心は疼く
追って追われて泣いた恋の命
ああ、今 あなたを感じている
Clair de lune  Presto



 

恋の焔

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時47分33秒
 



あなたが理性を
お見せになればなるほど
私の心が燃え上がるのを
あなたはご存知なのでしょう

晴れた日のシーソーのように
あなたの反対側にある心の重さを
きっとご存知なのでしょう

だからそうして笑って
私を見ていらっしゃるのね
切ない私の心を掌で掬って
遊んでいらっしゃるのね

なにもかもご存知だから
いじわるなあなた



 

  

 投稿者:   投稿日:2009年 3月31日(火)22時47分27秒
編集済
 







 

瑛華いのち

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時45分34秒
 


恋しい気持を抑えて
書にむかう
逢いたい気持を鎮めて
墨を擦る
心に沁みる墨の匂い
ひたすら書きつづける
まことの一字
理性を呼び覚ます
無我 私の百錬千試



 

Sonata

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時44分48秒
 



真珠の粒のイヤリング
紅色に染まる耳朶につけて
愛しいあなたに逢いにいく

あなたの指が触れる
ころげおちてゆく真珠の粒
それが愛のはじまり

窓辺にもたれて海を見る
そよ風が運ぶ囁きのララバイ
果てしなく揺れる二人の心



 

月光(君を愛す)

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時43分57秒
 


夜半の心を鎮めるピアノ
静かに低く闇に紛れる
ソナタ ムーンライト
風に乗せてゆく蒼い吐息
星に伝える熱い胸の内
密やかに幽けく君を愛す
果てなき夜の雨のしずく
蓮のうてなに横たわる
儚き我がまぼろしの恋



 

Breeze(電話)

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時43分9秒
 




受話器の向こうに音楽
懐かしいあなたの部屋が
珈琲の香り 煙草の匂い
読みかけの本と海の栞
そして、
優しいあなたの膝が
もう言葉はいらない
受話器から流れる
甘い調べに溶けてゆく



 

月の光

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時43分5秒
 



月の光冴えて
湖水を渡る雲の影
遠き君を想いて
千千にみだれる
遥かな星は仄青く
零れる涙は夜の雫
吐息に崩れおち
月光に我を失う



 

栴檀

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時41分38秒
 


逢いたい気持を抑えてベランダに立つ
庭に萌黄の葉を広げる一本の栴檀
ほんとうに双葉より芳しい
小鳥が運んで来た一粒の種が
いつのまにか大きい木に育った
幹は桐に似て深緑色、白い点がある
奈良で見かけた大木は
夏の太陽に薄紫の花をそよがせていた
悠久の歴史を見つめてきた栴檀
その木陰で歴史に思いを馳せたけど
この栴檀は私の心の奇跡を見るのだろうか



 

閃光

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時40分54秒
 


雷鳴がとどろく
空をゆっくりと渡る
風が舞いはじめ
ガラス窓を揺する
にわかに雨の音
粗い粒が叩きはじめる

雷鳴は恋の歎き
逢いたさを空に投げる
風は血の騒ぎ
ざわめきを渦にする
雨は発露
疼きを積んでゆく

雷鳴と風と雨
もの皆一つに騒ぐ時
私の心は研ぎ澄まされ
ただ一筋に
あなたの所へ飛ぶ
一条の光となって



 

あなたへ

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時40分0秒
 



見えない逢えないあなたに恋してしまった
こんなに苦しむならば捨ててしまいたいと
歩いて歩いて歩きつかれて野原に倒れこむ
野辺のちいさな花の香りになぐさめられて
あふれ出る涙をぬぐいながらしばし安らぐ
あたりが闇に包まれて小さな星が煌いても
野原に横たわりもどらずあなたの事を思う
朝露にうたれるころこの命なくなろうとも
今あなたへの思いを断ち切る事はできない
ああ、あなたの事を
どんなに苦しくても忘れる事はできないと



 

My love

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時39分13秒
 



深い森は冷たく寒い
小さな番小屋に入り
暖炉に火を入れて
冷たい部屋を暖める
珈琲の香を満たして
君の訪れを待つ

暖炉の火が燃え尽きて
部屋が冷たくなり
梟が闇を告げる時
思い知らされる
この世に君はいないと
冷たい部屋で
君を抱きしめる
My love
ぼくの全てだった



 

あなたへ(奏愛)

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時38分38秒
 



ドアに鍵をかけて ベッドにもぐり込む
あなたからの贈り物 ショパンのピアノ曲集
幻想即興曲 OP66 ボリュームはマックス

卵のように丸くなって 思い出の空間へ
流れるエチュード 鍵盤におどる愛の世界
あなたの全てを思い出す 幻想即興曲 OP66

重ねた指 あなたの瞳に映る泣いている私
二人の世界はグリッサンド 共鳴するスコア
幻想即興曲 OP66 ボリュームはマックス



 

不信の時

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時37分34秒
 


あなたの重さを心で計る
優しさは温もりで感じる
儚い想い出の中に生きてきた

今、言葉の端に嘘を感じる
心変わりの芽吹きがはじまり
心に渦巻く玉鬘に棘が生える



 

ゆいなおへ

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時36分52秒
 



君を抱きしめた時 真赤な血が滴り

熱い心そのままに ぼくを濡らした

君の生きている証 薔薇もかすむ暗赤色

ああ、お互いの心を 血の色で染めよう

このままふたり 天に召されるとも

二人生きた証を 白いドレスに染める

ふたりのぼりつめて 愛を貫こう

涙はいらない 二人の熱い愛があるから



 

あなたへ(雨に濡れて)

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時35分35秒
 



熱い心を持て余し夜のベランダへ
ライラックの梢に絹糸の雨は泣く
面影を闇に求めて雫に濡れる心

素足に雨を受けて恋しい人を想う
遥かな人ならば逢う事もかなわず
膝を抱いて涙とともに闇に沈む

胸の鼓動は思い出す暁のひととき
俯いた肩に感じるあの優しい感触
再会を願う心に密やかに雨の溜息



 

決別の朝

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時33分47秒
 



薔薇を抱えた彼女の言葉  彼からの贈り物なの素敵でしょ
始まりは終り 流れる去る時間  彼女の瞳が輝いていた

ベッドに潜り込んで声を殺し 泣き濡れて彼の夢に溺れる
パジャマもタオルも歯ブラシも  彼の匂は過去へと捨て去る

鏡の向こうの私を見つめる 昨日の私よりいっそう妖艶
終りの続きはまた始まり バイオレットルージュの熱いときめき



 

待望

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時32分54秒
 



幽玄の風が凍りつくような湖を渡り
山からふぶく雪は桜に変わって散る
闇に絡みあう二つの魂が溶けあう
闇が切り裂かれ一つが天に召される時
切なく響く叫びは湖の白波と化した
寄せては返すさざ波は果てしなく詠う
幽玄の風が天からおりて湖を渡るまで



 

言葉

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時32分20秒
 



音楽を流しながら言葉をさがす
あなたが傷つかない言葉をさがす
涙ぽろぽろ零しながら言葉をさがす
あなたとのお別れの言葉をさがす
わたしの辛い恋の言葉をさがす



 

ECSTASY

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時31分53秒
 



底知れぬ深淵をのぞいた二人に
果て知れぬ闇の深さが待っていた
手を携えて暗い道を共に彷徨したのに
いつの間にか逸れて君の姿はない
信じていたものは閉ざされて
開いているのは獣たちの巣窟
嘲り笑う声は巣窟にこだまし
叫びは耳をおおうばかり

甘い香りに導かれて闇をさすらい
たどり着いた花園に倒れ込む
君の声を頼りに花園を進めば
皮膚を引き裂く薔薇の棘海
差し伸べた手に冷たい指先
重ねた唇にもはや息はなく
鼓動も失せてふたり重なる
薄れていく意識に薔薇は蘇える
その時、闇が白く蠢きだした



 

祇園さくら夢

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時31分44秒
 



春雷は轟く桜満開の夜
雷光は君の薄衣を剥ぎ
一瞬の光に結ぶ君の肌
夜雨に散りゆく吉野桜

遠く雷鳴を夢と聞き
穿つ雨の音を懐かしむ
肌に散らす桜花びら
祇園に散り行く吉野桜



 

あなたへ

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時30分1秒
 



暁の恋雀のさえずりを思い出します
風に誘われた海辺の遊歩道・・・
くれなずむ海の遠景
言葉を紡いだ静かなひととき

あなた・・・
煌きの時を静かに思い出しています



 

FALL

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時29分28秒
 



滝をのぞいた拍子に
滝壷に落ちてしまった
水に翻弄されて
浮き上がる事ができない
意識が混濁する
脳裏を掠める面影
巻き取られたフィルムが
宙に舞い空回りする
意識だけが飛んでゆき
身は底知れず落ちてゆく



 

駄文BBSへ

 投稿者:櫻子  投稿日:2009年 3月31日(火)22時28分46秒
 


終了……
そこから始まるものに心は疼く
新しいはじめのための、終り…

君の「今まで」は死んだのか
君は骸となり果てたのか
それとも素晴らしい躯のままなのか

君とあいまみえる事はなかったが
君が秘めたものへの畏れは、今もある

新生……
君の新しい時を見せてほしい

終了……
そこから始まるものに心が蠢く



 

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